大学のPCでもVisual Studio Codeが使いたい!ということで、root権限なしでインストールする方法を紹介します。

この方法はVSCodeの動作に必要なパッケージが(管理者によってあらかじめ)インストール済みであることが前提となります。
(私の大学の環境ではうまく行きましたが、別の環境(Oracle Linux)ではインストールされているlibg++だったかlibstdg++だったかのバージョンが古すぎてダメだったこともありました。)

 インストール手順

  1. 公式サイト(https://code.visualstudio.com/)から.debパッケージをダウンロード

  2. debファイルを右クリック→「別のアプリケーションで開く」→アーカイブマネージャで開く

  3. アーカイブ内に3つのファイルが出てくるので、「data.tar.xz」をダブルクリックして解凍

    うちの環境だとdataフォルダが生成されてその中に解凍されました(環境によって違うかも)

  4.  「data/usr/share」の中身を「~/.local/share」の中へ移動
    (ドットが先頭についたディレクトリが表示されない場合は、Ctrl+Lを押してアドレスバーを出し、「~/.local/share」と入れてEnterを押します)


    マージするか聞かれると思うので、下のチェックを入れて「マージする」を選択


    その後、ファイルを置き換えるか聞かれるので、同様にチェックを入れて「置き換える」を選択

  5. 「~/.local/share/code」ディレクトリへ移動し、その中の「code」が実行できることを確認(起動できない場合はパッケージがインストールされていない可能性が高いので無理そう?)

ここまでで使用自体は可能ですが、アプリケーションランチャーから起動したいので以下の作業を行います。

  1. 「~/.local/share/applications」を開き、「code.desktop」の実行権限を有効に
    (コマンドでやる場合: chmod a+x code.desktop)
    (GUIでやる場合: 右クリック→プロパティ→アクセス権→「プログラムとして実行可能」にチェック)
  2. 以下のようなメッセージが出るので「信頼して起動」をクリック


    ・・・しても、うまく起動できません。本来「/usr/share/code」内にインストールするところを「~/.local/share/code」内にインストールしているためです。


    ちゃんと起動できるようにするためにはショートカット先を変更する作業が必要になります

  3. 先程まで.desktopファイルだったものは先程の手順の後は「Visual Studio Code」に表示が変わっています。

    これを適当なテキストエディタで開き、以下の部分を編集します。
    変更前:

    [Desktop Entry]
    Name=Visual Studio Code
    Comment=Code Editing. Redefined.
    GenericName=Text Editor
    Exec=/usr/share/code/code --unity-launch %F
    Icon=com.visualstudio.code
    Type=Application
    StartupNotify=false
    StartupWMClass=Code
    Categories=Utility;TextEditor;Development;IDE;
    MimeType=text/plain;inode/directory;
    Actions=new-empty-window;
    Keywords=vscode;
    
    [Desktop Action new-empty-window]
    Name=New Empty Window
    Exec=/usr/share/code/code --new-window %F
    Icon=com.visualstudio.code

    変更後(「■ホームディレクトリの絶対パス■」は適宜変更):

    [Desktop Entry]
    Name=Visual Studio Code
    Comment=Code Editing. Redefined.
    GenericName=Text Editor
    Exec=/■ホームディレクトリの絶対パス■/.local/share/code/code --unity-launch %F
    Icon=com.visualstudio.code
    Type=Application
    StartupNotify=false
    StartupWMClass=Code
    Categories=Utility;TextEditor;Development;IDE;
    MimeType=text/plain;inode/directory;
    Actions=new-empty-window;
    Keywords=vscode;
    
    [Desktop Action new-empty-window]
    Name=New Empty Window
    Exec=/■ホームディレクトリの絶対パス■/.local/share/code/code --new-window %F
    Icon=com.visualstudio.code

    ※修正箇所は5行目と17行目の2箇所です

    ここで、ホームディレクトリのパスに「~」は使えないので注意してください。ホームディレクトリのパスは典型的には「/home/ユーザー名」ですが、大学PCだと異なる場合があります。わからない場合はpwdコマンドとかで確認してください。

    この修正を行うと、ダブルクリックで開けるようになると思います。


    この時点でランチャーからも選択可能になりますが、アイコンはデフォルトのままです。

  4. アイコン画像は「share/code/resources/app/resources/linux/code.png」に入っているので、これを直接指定します。
    再度「code.desktop」(Visual Studio Code)をテキストエディタで開き、「Icon=」から始まる行を以下のように編集します。

    Icon=/■ホームディレクトリの絶対パス■/.local/share/code/resources/app/resources/linux/code.png

    ※修正箇所は6行目と18行目の2箇所です

  5. 以下のようにアイコンもちゃんと表示されるようになりました

以上です。適宜「お気に入りに追加」をしてランチャーに常駐させましょう!

←わーい

たぶんGNOMEデスクトップ環境だったらUbuntu以外のLinuxも同じような手順でいけるはずです。

補足: プロキシ越しでのExtensionのインストール

大学環境とかだとプロキシがかかっていることが多いと思います。VSCodeのExtensionのインストールをプロキシ越しに行う場合は設定が必要になります。

VSCodeのプロキシの設定は以下のQiita記事で解説されています。

Visual Studio Code に Proxy を設定する方法 - Qiita
Visual Studio Code に Proxy を設定する方法です。* Visual Studio Code 1.22.1## ユーザー設定を開き、http.proxy を追記する 会社内等 Proxy環境でExt...

(新しいバージョンのVSCodeだとCtrl+,だけだとsettings.jsonが出て来ません。設定をコピペするには右上の「{}」アイコンをクリックする必要があります。)

ちなみに、うちの環境だと上記方法ではうまく行きませんでした。

(なぜか接続できない)

以下で対処法を説明します。

補足: プロキシ越しでのExtensionのインストールがうまく行かない場合の対処法(オフラインインストール)

vsixファイルというものをブラウザでダウンロードして、それをインストールさせます。

Qiitaに何やかんや手順を踏ませる古い記事が複数個ありますが、現在は以下の手順だけでOKになりました。

  1. https://marketplace.visualstudio.com/にアクセス
  2. 検索してお目当てのExtensionを見つける

  3. Extensionのページ右下のResourcesと書かれた場所にDownload Extensionリンクがあるのでクリックし、vsixファイルをダウンロード

  4. Extensionサイドバーの「・・・」ボタンで出てくるメニューから「Install from VSIX...」をクリックし、ダウンロードしたvsixファイルを開く

ただし、私の環境では「Install from VSIX」でインストールできませんでした。
4の手順の代わりに以下のコマンドを実行してインストールすると、うまく行きました。

$ ~/.local/share/code/bin/code --install-extension (vsixファイル名)

(実行するのはcodeディレクトリ内直下のcodeではなく、binディレクトリ内のcodeの方なので注意)

ホームディレクトリにインストールしていることも関係しているかも知れませんが、原因は不明です。

 

VSCodeを日本語で使いたい場合は日本語の言語パックのExtensionをインストールしておくと良いでしょう。


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